【書体デザイン「傳」(でん)の由来 ※「傳」は「伝」の旧字体】
「傳(伝)」のルーツは、「人が背中に苗木を携えて、となり街へと足を運んでいる様子」とあります。
この人はなぜ背中に苗木を背負ってわざわざ足を運んだのでしょうか…。
植物を育てることは、実は簡単そうで、難しいものです。
苗木が大地にしっかり根を張り、実をつけるほどの大きな木へと成長するためにはその土地、その年の天候など…育て方を見極めることも必要になります。
見極めには、辞書に載っている知識よりも、それを一度身をもって経験してきた人たちの「感覚」が大切です。
この文字の人は、「自分の街でうまく苗木が育ち、実りを頂けた喜びを、次はとなり街の人たちにも教えたい」と考えたのだろうと思うのです。
ただ、それには実際にそれを経験した自分が直接出向き、その土地の人たちと一緒になって伝えていくことが大切でした。
苗木を大地に根付かせる方法を伝えたら、一緒に成長を見守り、実りを共に喜ぶ。
実際に苗木が育っていく様子を見、経験をした人たちは、次の年には、その経験をもとに自分たちのチカラで苗木をより大きく育てる方法を考え挑戦することができます。苗木が育つ速度は、とてもゆっくりに感じるかもしれません。
ただ一度根付いた木はそれから何百年もその土地の人々に愛され、やがてその土地の景色の一つとして存在するように馴染んでいく…「傳」は、本当に「強いブランド力」の在り方を教えてくれているのかもしれません。
ブランドアカデミー"傳"(でん)は、あなたの大切な会社、商品を、「大地に根を張るような強いブランド」に共に育てていきたいと願っています。
< "傳" 寄稿文・書体デザイン=ART書道家・本田蒼風氏>






